【猫の病気】猫5大感染症 猫白血病ウィルス感染 症状や治療方法は?

猫5大感染症

猫の感染症には時には命にかかわる危険な病気があり、それぞれの病気には押さえておくべき特徴があります。これまでの記事で特に注意すべき、猫5大感染症を紹介してきました。

猫5大感染症

今回の記事では、猫5大感染症の一つ、「猫白血病ウイルス感染症」についてまとめました。特に子猫や、飼い始めの猫は要注意です。

では見ていきましょう。




こわい感染症 猫白血病ウィルス感染症とは

猫白血病ウイルス感染症(FeLV)」は発症してしまうと猫の命にかかわることもある恐ろしい病気です。

猫白血病ウィルス感染症は猫から猫へうつります

猫白血病ウイルス感染症の原因となるのは、「猫白血病ウイルス」というウイルスで、「FeLV」とも表記されます。

猫白血病ウイルスは猫から猫へ感染します。性交によって感染しますが、接触感染するため、毛づくろいや食器の共有なども感染の原因となり得ます。また、母親から胎子に胎盤を通じて感染したり、生まれたばかりの仔猫に母乳を通じて感染することもあります

初めての感染では、7割以上が発症する

原因となる猫白血病ウィルスは、感染すると4年以内に貧血やリンパ腫などの症状をもたらし命を奪います。子猫がウィルスに侵された場合、80%以上の確率で無症候キャリア期を経て発症します。ワクチンを接種しても100%感染を防ぐことはできない恐ろしい病気です。

子猫は免疫機能が十分には働かないため、ウィルスを外に追い出すことが出来ないのです。そのため、成猫に比べ、感染しやすい傾向にあります。さらに初めての感染のケースが多いので、発症しやすく、命を落とすことも。

猫白血病ウィルス感染症の症状

白血病ウイルス感染症(FeLV)に感染するとどんな症状が出るのか見ていきましょう。

急性期

まず感染すると、元気がなくなり、発熱リンパ節が腫れるなどの軽い症状がでます。猫によっては貧血や白血球減少などの症状が現れることもあります。期間は1週間から数か月ほどです。

無症候キャリア期

症状がなくなり、通常通り元気に過ごせます。子猫の場合はこの時期から3年以内に発症する可能性が高いです。

発症

貧血や血液のがんなど様々な症状が。特に以下のような症状が現れます。

  • 元気がない
  • 食欲がない
  • 下痢
  • 体重減少
  • リンパ腫が腫れる
  • 貧血
  • 発熱
  • 呼吸が苦しくなる

免疫機能が低下するので、ほかの感染症にもかかりやすくなり、発症から数か月で命を落とすこともあります。

猫白血病ウィルス感染症の治療法・治るの?

猫白血病ウィルス感染症残念ながら一度発症してしまうと完治するための治療法がなく、ウイルスを直接退治する方法が、今のところありません病気による猫の苦痛を和らげながら、できる限り病気の進行を遅らせるような治療を行います。

具体的には、貧血がひどければ、輸血して体力を回復させるようにします。また、白血球が減少していれば、抗生物質を投与して二次的細菌感染を防ぎます。免疫力を少しでも高めるために猫用インターフェロンを投与することもあります。

また、代表的な症状として、悪性リンパ腫があげられます。これに対しては、化学療法や抗がん剤の投与をして、猫が少しでも長く生きられるような治療を行います。

以上のように、現れた症状に対して症状を遅らせたり、猫の苦痛を和らげたりすることが主になります。

また、飼い主さんが出来ることとしては、栄養面でバランスのとれた食事を与えて、衛生的な生活環境を用意してあげ、猫ちゃんの心身共にストレスがかからないようにしてあげることも、日和見感染を抑えるために大切です。

猫白血病ウィルス感染症まとめ

猫白血病ウイルス感染症は発症すれば命にかかわる恐ろしい病気です。予防するワクチンが開発されていますので、ワクチン接種は大切です。

ただ、一つ押さえておきたいのは、ワクチンを打っても100%予防出来るものではないことです。また副作用が出る場合もあるので、かかりつけの獣医さんとよく相談することをおすすめします。

予防するという観点からは、感染猫との接触を持たないことも重要です。完全室内飼いにして、他の猫と接触させない環境を作りましょう。

多頭飼いの場合には、猫が増える時には検査を行い、感染している猫がいれば隔離する必要があります。食器を共有しないようにし、トイレをきれいに保つといったことも大切です。

万が一、猫が猫白血病ウイルスに感染してしまっても、すぐに発症するというわけではありません。猫にストレスをかけないようにして、猫の体がウイルスに勝てるように、飼い主さんが出来る限りのことをしてあげることも大切です。悲観的にならず、できることをしてあげましょう。

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猫ちゃんに与える場合、猫ちゃんの症状もありますので、かかりつけの獣医さんと相談されることをおすすめします。

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