愛猫を感染症から守るための3原則
感染症から、大切な猫ちゃんを守ために、飼い主さんができることは、病気について知ることと、予防すること、そして万が一感染していても発症させないことです!
そのためにできることをまとめました。
感染症から猫を守るためには次の3原則が大切です!
その① 飼い始めの猫や子猫には感染症の検査を!
猫ちゃんを迎えたら、まずは動物病院で感染症の検査をしましょう。猫白血病ウイルスと猫エイズウイルス感染症は最初に検査をしておきたい病気です。
また、下痢の症状があるのなら、猫汎白血球減少症や寄生虫の検査もすると安心です。
その② ワクチンを接種して予防する
ワクチンによって、予防できる感染症もあります。例えば、猫カゼはワクチンを接種していれば、発症しても重症化を防ぐことができます。猫汎白血球減少症は、ワクチンにより、ほぼ防ぐことが可能です。猫の感染症の中には最悪死に至るような病気もあります。その病気を予防するためにワクチン接種をするのです。
その③ 猫ちゃんのストレスのない環境を整える
感染症の中には、たとえ感染していても、飼い主さん次第で発症を抑えられるものもります。以下のことを気を付けましょう。
- トイレはいつも清潔にする
- ごはんと水はいつも新鮮なものを
- 暑すぎず、寒すぎない室内環境を
- 適度な運動をさせる
ワクチンの種類は?
ワクチンは3・5・7種から
ワクチンは一般的に、3・5・7種の中から選びます。以下の表に、それぞれのワクチンで予防できる感染症をまとめました。
最も一般的なのが3種混合で、“コアワクチン”とも呼ばれています。
猫カリシウイルスは種類が多いのですが、7種ワクチンの場合3種類予防できます。
この他に、猫エイズウイルスは単体のワクチンがあります。
動物病院によって、取り扱うワクチンは異なります。詳しくは獣医に相談しましょう。
猫カリシウイルス感染症(猫カゼ) | 猫ウイルス性鼻気管炎(猫カゼ) | 猫汎白血球減少症 | クラミジア(猫カゼの一種) | 猫白血病ウイルス感染症 | |
3種 | ● | ● | ● | ||
5種 | ● | ● | ● | ● | ● |
7種 | ●(3種類予防できる) | ● | ● | ● | ● |
ワクチンの値段は?
ワクチンの値段は、動物病院によって異なります。管理人宅の猫たちが毎年受けている3種混合ワクチンは、1匹あたり4500円です。
まず先に動物病院へ問合せしてみて、安いところを探すのも良いかもしれませんね
室内飼いでもワクチンは必要?
猫のワクチン接種は犬と違って法律などで決められている義務はありません。だけど、愛する猫ちゃんが病気になるのは嫌ですよね?病期になってからでは後悔してもしきれません。
また、室内飼いの猫はウイルス感染の危険性が低いとはいえ、100%大丈夫ということはあり得ません。
外から、飼い主がウイルスを持ち帰ってくることもありますし、猫が外に脱走してしまう危険性も考えられるのです。
ワクチン接種をしていないとペットシッターやペットホテルを利用できないことも多いですので、よほどの理由が無い限りは接種することをおすすめします。
ワクチンは毎年必要?
ふつう子猫は母親猫から授乳を通して免疫をもらいますが、その効果は生後2ヶ月までと言われています。よって、生後2ヶ月目に初めてワクチン接種します。そして、その1ヶ月後2回目の接種をします。
そのあとは毎年1回ワクチン接種が必要になります。アメリカでは3年に一度の接種で良いのではないかという動きもあるようですが、本当に3年に一度で良いのかは完全に検証されていないようです。
毎年ワクチンを接種するのが安心ですね。
猫の生活スタイルに合わせて、どのワクチンにするか決めよう!
ワクチンは値段も気になりますが、どのワクチンを接種すれば良いのかも分かりにくいですよね?
そこはやはり、担当の獣医師さんに相談しましょう!
管理人宅の猫たちも獣医さんに相談したら、3種混合でよいとのことでした。今は7匹飼っていますが、みんなワクチンを接種しています。
でも、現在、保護中の猫ちゃん(チッチプー)が猫カゼにかかってしまっていて、とてもかわいそうです。命は助かったからよかったですが、慢性化してしまって、鼻水や涙がなかなか治りません。子猫はたかだか、カゼといっても重症化しやすいようです。
チッチプーがかかってしまった猫カゼについてはこちらもご覧ください。
やはり、ワクチンの重要性をしみじみ感じました・・・・。
「ワクチンなんてやっても無駄」とか思わず、愛猫の健康のために、飼い主の私たちができることはしてあげたいですね(^o^)