はじめに・・・
最近家に近くに親子のネコが住み着きました。お母さん猫と子猫6匹です。
ところが、ある日、そのうち1匹の子猫が急に体調が悪くなった様子で、急激に悪化してしまい、残念ながら、その日の夜に息を引き取ってしまいました。救ってあげられなくてとてもショックでした。
さらに、後の2匹もぐったりしてとても具合が悪そうなので、次の日に病院につれていくと、原因は猫カゼとのことでした。獣医さんによると猫のインフルエンザのようなものだそうです。亡くなったネコちゃんもネコ風邪だったのかもしれません。
今回は猫カゼについて詳しく調べました。とても怖い感染症です。詳しくみていきましょう。
猫カゼとは?
猫の5大感染症一つに猫カゼがあります。猫カリシウイルスや、猫ヘルペスウイルスに感染して、人の風邪のような症状がでる病気です。これらのウィルス以外の不特定のウィルスでも風邪を引き起こす可能性は十分考えられるそうです。
ではどんな症状なのでしょうか。
猫カゼの症状
猫カゼは、人間の風邪と同様に、発熱や、クシャミ、鼻の症状などが見られます。
急に高熱が出ても、数日で治ることもあれば、鼻炎だけが数ヶ月続くということもあります。また、細菌などの二次感染を起こすと重症化してしまうこともあります。どちらにしても、悪化させないように早めに動物病院を受診しましょう…
詳しくは下記の症状です。それが単独で現れることもあれば、いくつもの症状が同時に現れることもあります。
- 発熱
38度台が猫の平熱なので、39度5分を超えると発熱していると思われます。40度を超える高熱がでることもあります。いつもよりも体温が高く感じたら動物病院で測ってもらいましょう。 - くしゃみ
猫はたまにくしゃみをすることもありますが、風邪の場合は鼻水が出ていたり、1日のうちに何回もクシャミが出たりするようになります。 - 鼻水、鼻づまり
猫カゼが慢性化してしまうと、水っぽい鼻水が長く続く場合もあります。鼻水が固まってくると、鼻が鳴ったり口を開けて呼吸をしたりするようになります。 - 咳
乾いた咳、痰がからんだような咳をすることがあります。熱が高く咳や呼吸困難が見られる場合は、肺炎の疑いがあります。
- 結膜炎
眼の痒み、涙や目ヤニ、結膜の充血や腫れが見られます。ショボつきがみられることもあります。 - 角膜炎
結膜炎の場合とほぼ同じような症状ですが、眼の痛みが強く出ることがあり、その場合は眼を開けていられないこともあります - 声が出ない、かすれている
咽喉が腫れることで、ノドの痛みや声のが出ないなどの症状がでます。
子猫や飼い始めは要注意
免疫力のない子猫が感染して、発症すると、重症になることが多く、治療が遅れると命を落とすこともあります。
また、ほかの感染症にかかっている場合は、免疫力がさらに弱くなるので、通常よりも症状が強くでることもあります。
治療方法は
治療方法は、出ている症状にあわせて、お薬を投与したり、免疫力を強化するインターフェロンを投与することもあります。
食欲がなかったり、薬を飲むことができない場合は、注射で治療することもあります。1回の注射で2週間効果のある特殊な薬もありますが、ほとんどの薬が1日しか効果が続かないものなので、注射をうつために通院治療が必要になります。
眼の症状があれば眼薬を使用します。症状が慢性化してしまうと、視力など後遺症が残ることもあるので、症状がでたら、できるだけ早めに治療をしましょう。
猫カゼの治療費はどれくらい必要?
入院になってしまうと内容にもよりますが、1日1万円前後かかるのだとか。通院で内服薬であれば、1回数千円程度のことが多いとのこと。 ただ、猫の体重や動物病院によって価格が違うので、直接動物病院に問い合わせてみてくださいね。
猫カゼの予防方法は?
- 混合ワクチン
予防には年1回のワクチンが有効です。猫3種混合以上のワクチンであれば、猫風邪のウィルスが含まれます。ただし、ワクチンに含まれないウィルスでも猫風邪をひく可能性があるということ、また、ワクチンの効果も100パーセント完全ではないということがあるので注意が必要です。でも、ワクチンを接種しておくと感染しても重篤化しにくいとも言われています。 - 生活環境の管理
適度な運動をさせたり、新鮮な食事をあげて、免疫力をさげないような生活をすることも大切です。
猫カゼ、やっぱり怖い
今回、翌日に動物病院に連れて行った子のうち、1匹はとても重症でした。ご飯がまったく食べられない状態・・・。そこで4日間注射治療で通院しました。現在は約2週間くらい経ちますが、食欲もすごくて、元気な様子です!名前はチッチプーです
ただ、声があんまりでなくて、いつも鼻がグズグズ鳴っているので、動物病院を再受診したところ、まだ治っていないから、飲み薬を続けることになりました。いつも鼻がグズグズと、呼吸しにくそうで見ていてかわいそうです。しかもチッチプーはもともと目ヤニがすごくて、近所に現れた当初はすごく元気だったのですが、片目は目ヤニでほとんど目が開けられない状態でした。そのころから、感染していたのかもしれないですね・・・・。
何はともあれ、元気になるまで、家の中で保護中です。早く良くなるといいね!チッチプー!!!!