美しいヒョウ柄模様とさっそうとした身のこなし!まさにワイルドキャットの『ベンガル猫』!とても人気の猫種ですよね。
今回は、美しき小獣キャット!ベンガル猫の特徴や、性格、価格などをまとめました。
ベンガル猫の特徴は?
・筋肉質でがっちりとした骨格
・野性味あふれる顔立ち
ベンガルといえば、いわゆるヒョウ柄のような斑点模様がトレードマーク。短毛種ですが、厚みを感じさせるゴージャスな被毛は、ミンクのような柔らかな手触りで、ほかの猫と一線を画す高級感があります。
体型は、骨太でがっしりとしていて、弱々しい感じがありません。首も太くしっかりしています。特にオスのたくましさは秀逸。
顔立ちはアーモンド型の大きな目に鼻筋のラインがしっかり入っており、かなり野性味あふれる顔立ちが特徴。このワイルドさがベンガル猫の魅力の一つと言えるでしょう。
毛色には大きく分けてブラウン、スノー、シルバーの3種類の毛色が公認されています。
また、瞳の色はゴールド、カッパー、ブルーなどがあり、これらはベンガル猫の持つ毛色によって変わります。
ベンガル猫の平均価格
ベンガル猫は人気がある品種なのでブリーダーの数も多いです。平均価格は25万円~50万円前後。その特徴的な「模様」と「カラー」で価格がかなり変動します。
まず3種類の模様があり、最もよく見るメジャーなのが「スポテッド」。これは斑点模様が水玉のように散らばっているものを指します。そして、スポテッドのような斑点模様の中に「さらに内周として違うカラーが入っている」柄が「ロゼット」。そして、「マーブル」と呼ばれる、渦巻き模様や波型になっている模様があります。
ベンガルの柄が綺麗でハッキリと出ている場合だと価格が高くなる傾向にあります。また、顔立ちの良さや、毛ヅヤなども価格が変動する要因になります。
そして上記で説明した3種類のカラーのうち、レア度が高いのは「スノー」や「シルバー」などのカラーです。特にシルバーは最近公式に認められたばかりの珍しいカラーなので、価格も高くなります。
ベンガル猫の性格は?
- 遊ぶことが大好き
ベンガル猫はヤマネコと交配して生まれた猫種ですが、ルーツとなったヤマネコはとにかくよく動き回り、好奇心旺盛なのが特徴的です。ベンガル猫もその野性味を受け継いでいて、動くことが大好きです。成猫になってからもおもちゃでじゃれて遊んだり、甘えてきたりします。高いところに登るのも得意です。 - とても穏やか
その野性的なイメージが先行してしまうベンガル猫ですが、実はとても穏やかな性格をしています。子供や赤ちゃんに対しても、一緒に遊んでくれたり見守ってくれる姿を見ることができます。 - 人懐っこくて甘えん坊
見た目の印象とは裏腹に、実はベンガル猫はとても人懐っこく、甘えん坊な性格の猫です。飼い主さんはもちろん、飼い主さん以外にも社交的に振る舞うことができ、とても人間が大好き。また、オスの方がメスより甘えん坊な傾向があります。 - おしゃべりが大好き
ベンガルは「ニャーニャー」とよく鳴いておしゃべり好きな猫です。ただ鳴くのではなく、こちらが話しかけると応えるかのように鳴いてくれたり、「ごはんちょーだい!」や「遊んでよ!」など、何かを訴える時に鳴くので、本当におしゃべりしているかのような感覚になります。
ベンガル猫の飼い方のポイント
ベンガル猫は運動量が多い猫なので、十分な運動をさせることが大切です。子猫の時から、十分な広さと高さのある部屋で飼うのが理想です。上下運動ができるキャットタワーなどを用意すると良いでしょう。
また、グルーミングはなでる程度でよく、シャンプーは月に1回程度で問題ないでしょう。
ベンガルの歴史
ベンガル猫の原産国はアメリカです。人為的な交配によって生まれた猫種です。
アメリカのアリゾナ州に住むブリーダーが1960年代前半に「アジアンレパード」と斑点のある家猫を交配させたのが最初とされます。一時的に交配は中止されていましたが、1970年代になって再開され、1983年にTICA(アメリカの愛猫家協会)に公式認定されました。
アジアンレパードはどんな猫?
ベンガル猫の祖先と言えるアジアンレパードはアジア諸国に生息する、野生種の猫です。高温多湿な地域で暮らす夜行性の猫で、水遊びを好むという猫としてめずらしい性質を持っています。
野性の性質は現在はほぼ抑えられていますが、アジアンレパードはとても凶暴で、人間に飼いならされることはまずありません。
ベンガル猫まとめ
ベンガル猫は、ヒョウ柄で「ザ・ワイルド」なカッコいい見た目と、甘えてくるかわいい性格のギャップ、可愛い鳴き声、自由奔放さなど、ベンガル猫にしかない魅力をたくさん持っています。それはベンガル猫を飼った飼い主さんだけが知ることのできる特典ですね!