昨今の猫ブーム。
「一人暮らしだけど子猫って飼えるのかな?」こんな風に思っている一人暮らしの方も多いのではないでしょうか?
一人暮らしでもしっかりとポイントを押さえれば、子猫を飼うことはできますよ。
今回は一人暮らしで、子猫を飼う場合の注意点と準備についてご紹介します。また、成猫を飼う場合もほぼ共通しています。
これから子猫を飼う1人暮らしの方は是非参考にしてみてくださいね!
(ただ、ここでご紹介するのは、生後2カ月以上の子猫を飼う場合の方法となります。)
一人暮らしで子猫を飼う、留守番時の注意点と準備は?
子猫を飼う場合、留守番時の注意や準備は特に重要になってきます。
次のポイントを注意する必要があります。
- 室温の管理
- ごはんと飲み水の管理
- 戸締まりの注意
- 誤食・誤飲に気をつけて!
- 遊び場の確保・室内インテリア
- トイレの準備
- 旅行や帰省で家を空けたい時は?
では、一つづつ詳しく見ていきましょう。
室温の管理
子猫は成猫に比べて体が出来ておらず、体調も崩しやすいです。
まず夏は出来る限り涼しい環境を作ってあげる必要があります。特に子猫は熱中症になりやすいため、必要な場合には留守の場合もエアコンをつけるようにしましょう。エアコンはつけっぱなしにしても、家によっては1日の電気代がそれほど高額になることもないようです。
ただ部屋を冷やすだけでは、猫ちゃんの体調不良を引き起こす可能性もあります。家の中を自由に動ける状態での留守番なら特に心配の必要なないのですが、家の中の一部屋のみで猫ちゃんを留守番させる場合は、エアコンの冷風で体が冷えすぎる場合があります。
ですから、逃げ込める猫用ベッドなどを置いてあげるようにしましょう。猫ちゃんが自分で体温調整をするために、夏場でも寒さから避難できる場所を考えてあげましょう。
そして、冬も生後6か月未満の子猫にとっては厳しい季節です。留守の間、暖房などは付けなくても大丈夫ですが、必ず毛布を多めに用意してあげましょう。また心配な場合は、湯たんぽをタオルで包んで寝床に置いておくなどの対策もおすすめです。
ごはん、飲み水
一人暮らしの場合、長時間家を空けてしまうことが多くなるので、便利なのが、自動のカリカリマシーンや自動給水器です。現在ではさまざまな便利な機能を備えたものが販売されています。
留守番中も、決まった時間に決まった量を食べさせてあげられるので1日家を空ける場合も便利ですよね。
戸締まりの注意
猫ちゃんにとって外の世界は危険がいっぱいです。外に出てしまうことのないよう気をつけましょう。また、猫が入ると危ない部屋がある場合もきちんと戸締りしましょう。
また、意外と危険なのがバスルームです。お風呂にお湯が溜まった状態で風呂蓋が敷かれていないと、中に入っておぼれてしまう事故も起こり得ます。十分に注意が必要です。
誤食・誤飲に気をつけて!
子猫を留守番させる時に、最も注意すべきことの1つが誤飲・誤食です。
特に子猫となると、なんでも物を噛もうとしてしまい、誤飲や誤食の危険性があります。誤って飲み込んでしまい、命に関わる事態になることもあります。
猫ちゃんが飲み込んでしまいそうな物など、念入りにチェックして、家を出る前に片づけておきましょう。
また人間の食べ物でも、猫ちゃんにとっては食べると害になるものもあります。人の食べ残しなども、猫ちゃんが食べられないように片づけて置いた方がよいです。
猫も留守番中は退屈。遊び場の確保
猫ちゃんも長時間の留守番では、退屈を感じる場合もあります。
成猫になると落ち着きがでてくるものの、子猫の時期は特に活発で遊び好きな子が多いです。
留守にする場合でもあまり退屈しないように、キャットタワーや一人で遊べるおもちゃなどを用意してあげましょう。基本的に猫ちゃんにとっては縦の高低差の動きが大切です。横にたくさん動けるよりは、縦に動けるお部屋を意識してあげましょう。
トイレ
猫ちゃんはトイレに関して、とてもデリケートです。トイレが汚れていると、次から用を足せない子もいますし、ささいな変化でいつも通りにトイレをできなくなる場合もあります。
留守番中に何らかの理由でトイレを使用できなくなっても困らないように、2つ以上のトイレを準備しておくと安心です。
旅行や帰省で家を空けたいときは?
旅行などで何日か家を留守にするのは、飼っているのが子猫のときは出来るだけ控えるようにしましょう。
生後1年ほどになってからは、2泊程度なら家を空けても大丈夫でしょう。
まず必要なのがたくさんのご飯(自動給餌器)と、飲み水は多めに用意しましょう。トイレなども多めに用意しておくのが安心です。
それ以上長期で家を空ける場合は、ペットシッターにお願いするか、近所の人などに世話をお願いするようにしましょう。また、ペットホテルを利用する方法もあります。
ペットシッターとは
現在では、猫専門のペットシッターさんもいらっしゃいます。1日に数回訪問してくれる場合が多く、留守の間、猫ちゃんの体調管理や、トイレ、ごはんや水の管理などのお世話全般を任せられます。写真付きメールでの報告や、いざという時に動物病院へ連れていってくれるサービスもあります。
実際に留守中に猫ちゃんを任せる前に面談がある場合が多いので、いざという時のために前もって登録だけしておくのもいいかもしれませんね。
ペットホテル
ペットホテルに預けるというのは、飼い主さんにとって一番安心な方法かもしれません。常に誰かが近くでお世話をしてくれるというのは、とても安心ですよね。
ですが、猫ちゃんにとっては、飼い主さんのいない全く知らない場所で、知らない人と過ごす時間は、とてもストレスになる場合があります。中には、ご飯も水も全く口にせず、ずっと威嚇し続けながら過ごすような猫ちゃんもいるようです。そう考えると可哀そうになってしまいますよね。
愛猫の性格によって、対応できる子とそうでない子がいるかと思います。どれくらいの負担になるかを十分に考慮してあげましょう。
猫の留守番を見守るwebモニター
留守番中に猫ちゃんの様子をスマホなどで確認できるwebモニターが便利です。
現在では様々な種類のwebモニターが販売されています。長時間自宅を留守にする一人暮らしの飼い主さんなどが多く愛用されています。
いろんな高機能なものもありますが、比較的安価で5000円前後から販売されているので、まずは愛猫が一番長く過ごしている部屋に、設置してみるのもおススメです。
まとめ
一人暮らしでも、きちんと準備をすれば子猫を飼うこともできます。
ただ、子猫の場合は、思いもよらないいたずらをしたりと、飼い主さんの頭を悩ませてしまうことがあるかと思います。時には物を壊されたり、お部屋を汚されたいすることもあるかもしれません。
ですが、そんな時でもいっぱいの愛情で接してあげて欲しいと思います。何より大切なのは猫ちゃんの安全です。
猫ちゃんが安全にお留守番できるように、万全の準備をしてあげたいものですね!