最近の猫の人気ランキングでも不動の人気を誇るモテモテ猫のスコティッシュフォールド。
スコティッシュフォールドを購入する場合、多くの方がペットショップを思い浮かべるのではないでしょうか?
対して海外では、店頭で生体を販売する事が禁止されている国も多いため、純血種の猫を購入する場合はブリーダーからのが一般的となっています。
スコティッシュフォールドのブリーダーとは?
スコティッシュフォールドは、とても人気猫種なのでそれだけたくさんのブリーダーが存在します。優良なブリーダーは日々研究を重ねて、健康なスコティッシュフォールドを繁殖させています。しかし、中には悪徳ブリーダーがいるのも事実。そのようなブリーダーはスコティッシュフォールドの命をお金儲けの道具としか考えていません。
スコティッシュフォールドは、アメリカンショートヘア等との交配が推奨されていて、垂れ耳どうしの交配は禁止されています。ところが、そんなことはお構いなしで、人気の垂れ耳を繁殖させる為に垂れ耳どうしの交配を行っているブリーダーも存在します。
ですから、悪徳ブリーダーを見抜けるようにすることが大切です。
悪徳ブリーダーの特徴
猫の中でも特に難しいとされているのが、スコティッシュフォールドの繁殖です。
トレードマークの「折れ耳」はとても人気があるのですが、繁殖は必ず「折れ耳×立ち耳」で行うことが基本です。折れ耳どうしを交配させれば、100%折れ耳の子猫が生まれますが、その一方で奇形が生まれる確率も高くなるからです。
悪徳ブリーダーは、生まれて間もない子猫を販売したり、写真のみの通販などで販売して、奇形を隠すようにします。生まれて間もない場合は、外見から奇形であるとは判断が難しいからです。
従って、家に迎えてから奇形があると判明することが多くなっています。そのような子猫は、健康状態も良いとは言えません。劣悪な環境で生まれた子猫は、奇形だけでなくその感染症や寄生虫を持っていること多いのです。
以上のことからも、親猫の情報をきちんと開示してくれない、血統書をつけてくれないブリーダーからスコティッシュフォールドの子猫を購入するのは避けた方が良いでしょう。
パピーミルブリーダーとは
パピーミルとは、犬猫の繁殖工場という意味を表わします。利益だけで動物を繁殖させ、ペットショップに卸す悪徳業者のことです。人気のある品種をいくつも取り扱い、メスは発情のたびに出産させれれます。
スコティッシュフォールドについては、折れ耳同士の繁殖がNGだということなどお構いなしです。生まれてすぐにまとめてペットショップに卸されてしまいます。飼育環境も劣悪なことが多く、不衛生、食事も適当で栄養失調など当たり前の状況です。
実際のところ、悪徳ペットショップ等で購入する人が絶えないから、こういう業者が存在し続けるわけですね。私たちがしっかり知識をつけて、購入先を見極めることが動物たちのためになるのだと思います。
素人ブリーダーにも要注意
素人ブリーダーは、専門的な知識もない素人が、お金欲しさに動物を繁殖させ販売しているケースです。低価格なのが特徴。残念ながら、ペットショップで売られているほとんどの動物は、素人ブリーダーやパピーミルから卸されています。
スコティッシュフォールドはブリーダーからお迎えするのが安心
繁殖が難しいとされるスコティッシュフォールドを購入する時は、信頼できるブリーダーから迎える方が安心です。
スコティッシュフォールドのブリーダーの選び方
では、スコティッシュフォールドのブリーダーを選ぶ際にどのようなことを注意したらよいのでしょうか?
ブリーダーとして名乗るためには、動物取扱責任者の資格、動物取扱業の届け出が必要になります。逆に言えば、上記のような資格を取得すれば専門知識がなくても「ブリーダー」として名乗る事ができてしまいます。
しっかりとした知識を持つ優良ブリーダーを選ぶポイントは以下になります。
信頼できるブリーダー仲介サイトを利用する
優良ブリーダーかどうかを見分けるのはとても難しい為、信頼できるブリーダー仲介サイトからブリーダーを探してみるのもおすすめです。
インターネットで検索してみると、いろんなブリーダー仲介サイトがありますが、その中でも、ブリーダーに対して厳しい基準を定めているサイトを選ぶようことがポイントです。
例えば、下記のサイトでは、スタッフが現場調査を行っているようです。
『純血種の猫ちゃんのご縁組みサイト猫Beginners-cafe』:http://neko.beginners-cafe.com
その他にも厳しい検査基準を設けていますし、アフターフォローもしっかりしています。
スコティッシュフォールドのキャッテリーを選ぶ
キャッテリーという言葉をご存知でしょうか。上記で最低限の資格を取得すればブリーダーを名乗る事ができると説明しましたが、キャッテリーは、世界最大の猫登録団体であ『TICA』又は『CFA』のいずれかの認定がなければ名乗ることができません。
ただ、必ずしもキャッテリーでなければ優良ブリーダーではないとは言い切れません。あくまでも目安の一つとして参考にしてみてください。
見学可能なスコティッシュフォールドのブリーダーを選ぶ
気になるスコティッシュフォールドが見つかったら見学に行くことをおすすめします。そこで、猫ちゃん達はどのように生活しているかをチェックしましょう。
ただし、ブリーダーの見学は、猫達の負担にもなる事もありますので、スコティッシュフォールド達を大切にされているブリーダーさんであれば、安易な見学は受け付けてもらえない可能性もあります。見学であっても、ペットショップに行くような安易な感覚ではなく、誠意ある対応するように心がけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?スコティッシュフォールドを迎えるなら信頼できるブリーダーさんからがおススメな理由を見てきました。もし、スコティッシュフォールドを迎えたいと思っているのなら、参考にしていただけたら幸いです。