美しいブルー(グレー)の毛がトレードマークの「ロシアンブルー」。ロシアンブルーは、ロシア北西部を原産とした穏やかで静かな猫です。特に子猫は静かで可愛らしく、飼いやすいため人気があります。
この記事ではロシアンブルーの性格や飼い方などについてまとめました。
ロシアンブルーの歴史
ロシアンブルーは西暦1700年くらいから存在している猫だそうで、この時代にイギリスや北欧でも人気があった猫なんだとか。
1875年に初めてショーへ出陣され、1912年には独立種として人気を博しましたが、第二次世界大戦で数が激減して絶滅の危機に。しかしあるブリーダーが繁殖応の個体を守り抜き、絶滅だけは免れることができたので、今ではすっかり定番の猫に!
ロシアンブルーの特徴
ロシアンブルーの特徴
- 鮮やかなエメラルドグリーン色の瞳
- 優美な体型
- ブルーの美しい被毛
- ロシアンスマイル
ロシアンブルーは、「鮮やかなエメラルドグリーンの瞳」が印象的です。子猫の頃は、淡いブルーをしており、成長とともエメラルドグリーンに変わっていきます。
また、ほっそり優美な体つきで、くさび型の頭を持つ猫のことを「フォーリンタイプ」といいます。同じ体系に分類される猫種としては、アビシニアンやジャパニーズボブテイルがあげられます。
銀色に見える美しいブルーの毛色が特徴です。ほっそりした体つきですが、厚いダブルコートで覆われているためムクムクとした印象に。微笑んでいるような口元は、「ロシアンスマイル」と言われ、魅力の一つとなっています。
大きさや体重は?
ロシアンブルーの体長は約30~40㎝で体重は約3~5kgです。体系はフォーリンタイプでほっそりしているのですが、ゆっくりと飼い主のひざの上にいることが好きで、運動不足になりやすいので、食事次第では肥満になりやすい傾向にあります。
ブルーキャット御三家の代表
猫界では灰色の被毛の事を「ブルー」と呼びます。「ロシアンブルー」という名前の通り、実に美しいブルーの毛色をしています。毛先がシルバーなので、キラキラした光沢があり、それは自然光を浴びた時に最も美しくみえます。
ブルーキャット御三家については↓の記事で詳しく紹介しています。合わせて御覧くださいね。
ロシアンブルーの平均価格
ロシアンブルーの相場の価格は10万前後と比較的、買いやすい価格帯です。大きな値段の差もない傾向にあります。
ロシアンブルーの性格
ロシアンブルーは繊細な心の持ち主です。また、猫の中ではトップクラスの忠実心を合わせ持ちます。分かりやすく言うと、犬のように、飼い主さんにはとても従順で甘えん坊なのです。
その反面、警戒心が強く、見知らぬ人に対しては人見知りする一面があります。見知らぬ人が家に訪れたときは隠れてしまうことが多いとか。大人しく、やや神経質な性格なため騒がしい場所は好みません。
「ボイスレスキャット」の異名を持つほど、ほとんど鳴かず、鳴いてもすごく静かな性格なので、マンションやアパートなどでは比較的飼いやすい猫です。
ロシアンブルーの飼い方のポイント
厚い被毛により寒さに強いのですが、暑さに弱いため、夏場は注意が必要です。夏の外出時に留守番をさせておくときには、室温を27~28℃くらいに設定してあげてくださいね。
ロシアンブルーは、穏やかでおとなしい性格の猫です。また頭が良く、問題行動を起こす猫ではありません。ですが、ロシアンブルーにストレスは大敵です。ストレスが溜まると突然凶暴になることがあるとの報告が。
静かで落ちついた場所を好むロシアンブルーにとって、大きな音が鳴ったり、見知らぬ人がいる環境はストレスになります。できる限り静かな環境で生活できるように気を配ってあげましょう。
ロシアンブルーは飼い主に忠実で従順な性格です。安心できる飼い主と一緒にいることが、一番の安らぎとなります。