長生きの猫の種類は?猫に長生きしてもらうには?

猫の基礎知識
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猫の平均寿命ってどれくらいなのでしょうか?猫を飼いたいと思っている方には、気になる部分ですよね!

家族に迎えいれるならば、出来る限り長生きして、一緒の時間を長く過ごしたいと誰もが思うはずです。

そこで、今回の記事では猫の平均寿命についてや、長生きしてもらうための秘訣などをまとめました。まずは、長寿の猫ちゃんのギネス記録から見ていきましょう!




猫の長寿ギネス記録は?

最長寿の猫はどのくらい長生きしたのでしょうか?

ギネス世界記録※によると、史上最長寿命の猫はアメリカの家庭で飼われていたクリームパフちゃんで、その年齢はなんと、38歳3日!!!。人間の年齢に換算すると、約170歳まで生きたことになるそうです。

※記録は2015年12月16日に発行されたもの(参考ギネス世界記録公式サイト

猫の一年は人間でいうと何歳?

次に、猫の年齢を人間に換算すると何歳になるのでしょうか?見ていきましょう。

猫は1年で人間の18歳くらい、それ以降は1年で約4歳づつ年をとると言われています。そうすると、6歳では人間の40歳、11歳で人間の60歳、16歳になると人間の80歳に相当します。

以下の計算式に当てはめると簡単ですので、ご紹介します!

計算式
18+(猫の年齢-1)×4=人間の年齢

例えば10歳の猫だとしたら、18+(10-1)×4=54となり、人間の年齢にすると54歳になります。

猫は1年で、人間の4倍の速さで年をとることになりますね。

猫の平均寿命は?

一般社団法人ペットフード協会が発表した調査によると、平成29年の猫全体での平均寿命は15.33歳でした。キャットフードの普及、医療の充実、ペット保険の登場、完全室内飼いの増加などの理由で、猫の平均寿命は延びているようです。

猫の種類や環境による平均寿命の違い

では、猫の種類や環境によって平均寿命に違いはあるのでしょうか?

雑種と純血種による寿命の違い

 

ペットフード協会の27年の調査によると、猫の中で最も寿命が長いのは雑種(MIX)です。雑種とは異なる品種の両親から生まれた猫のことで、2015年の調査によると、日本の飼い猫の約79%は雑種であるというデータが出ています。

雑種の寿命が長い理由は、色んな種類の血が混ざり合うことで免疫力が高まることが挙げられます。また血統が薄まることで遺伝性の疾患を受け継ぎにくくなるからだとも考えられています。

もちろん、純血種でも正しい知識によるブリードであれば健康な猫が産まれる事も多いです。あくまで一般論になりますので、それぞれの猫の生活環境によっても寿命は左右されます。

長生きの猫種は?

アニコム損害保険会社の調査によると、長生きの猫種のランキングは以下になります。

1位:雑種(MIX猫)
2位:日本猫
3位:ヒマラヤン
4位:ペルシャ
5位:アビシニアン

ただし、飼育環境や個体差がありますので、あくまでご参考程度にご覧ください!

生活環境による猫の平均寿命の違い

平成27年の日本ペットフード協会の調査では室内飼いの猫の平均寿命が16.40歳、外に出る猫では14.22歳と2歳以上の差がありました。

  • 完全室内飼いの猫16.40
  • 外に出る猫14.22

完全室内外の場合、食事に困ることはありませんし、ワクチンなどを定期的に行い、病気も、早期発見することで、猫の平均寿命はかなり上昇傾向にあります。

外に出る猫の場合は、室内猫に比べ、ウイルス感染症や交通事故、ワクチンの効かない菌等を、拾ってくる可能性があることから、平均寿命が少し短くなっています。

また、野良猫の場合はさらに平均寿命は短くなります。野良猫の寿命を正確に測ることは難しいでしょうが、政府や各地方自治体の動物愛護センターなどが出している情報によると、およそ3~5年程度だといわれています。

猫に長生きしてもらうには?

愛猫にはなるべく長生きして欲しいですよね。その為に飼い主が出来る事にはどんな事があるのでしょうか?

できるだけ、完全室内飼いに

最近では、完全室内飼いの猫が増えたのも猫の寿命が伸びている要因の一つといえますね。

室内でも全く危険がないとは言えませんが、外に比べれば大きな差があります。猫が一歩外に出ればそこは危険地帯です。車に引かれる可能性や他の猫との接触など、命を落とす危険性のある事だらけです。
実際に、完全室内飼いの猫と外に出る猫とでは平均寿命に2歳ほどの差が出ています。可能ならば、完全室内飼いの環境を整えましょう。

健康管理をきちんとする

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自宅で出来る愛猫の健康チェックをこまめに行うと異常に気づきやすくなります。

排泄物に関しては下痢や便秘はしていないか、おしっこに血が混じっていないか、回数や量は異常がないかをチェックします。特に猫は結石ができやすいので結石がある時はおしっこに血が混じったり、トイレの回数が異常に増えたりします異常があれば、早めに受診するようにしましょう。

特に7歳を超えると様々な病気のリスクが高まってきますので、定期的に健康診断を受けさせると良いでしょう。また、感染症のリスクを減らすために、ワクチン摂取も行いましょう。

肥満に気を付ける

人間も同様ですが、太っているという事は、万病のもとです。フードやおやつのあげ過ぎに注意が必要です。可愛いからと言ってついついあげたくなる気持ちはよくわかりますが、そこは愛猫の健康維持の為と思い、なんとか我慢しましょう。
また、キャットタワーやおもちゃなどで遊ぶなど、適度な運動も肥満防止には効果的です。

まとめ

猫は人間よりもずっと早くに年をとってしまいます。月日の流れはあっという間ですが、そう考えると、愛する猫ちゃんと共に過ごせる時間はとても貴重な時間で、大切にしていきたいものですね。

そして、できるだけ猫ちゃんには長生きしてもらいたいものです。私達飼い主が少しでも気をつける事で愛猫の寿命を伸ばす事は可能です。愛猫の健康を保ちつつ、これからも共に楽しい時間を過ごしたいですね!