猫ちゃんを飼う上で、悩みの種の一つに「猫のトイレのにおい問題」が挙げられます。あの独特のツーンとしたにおいは、できるだけ取り除きたいものですよね。
そこで、この記事では、猫のトイレのにおいの原因や対策、おすすめの商品をご紹介します。
猫トイレにおい対策 6つのポイント!
猫のトイレからにおいがするのは、ある意味当たり前のことです。ですが、「自然なことだから、しかたない・・・」ということでは、猫ちゃんにとっても飼い主さんにとっても健全ではありません。
きちんとした対策をすることで、かなりにおいを軽減することができます。ぜひ、実践してみてくださいね!
におい対策① すぐに片付ける
猫トイレの臭い対策にもっとも効果があるのは、猫ちゃんがおしっこやうんちをしたらすぐに片付けることです。この時の廃棄用の袋をペットの汚物用にしたら完璧です。
排泄後にこまめに掃除をすることで臭いの広がりを防ぐことができます。外出する際にも1日1回の掃除を心掛けるとトイレの中に臭いが籠りません。また、1週間に1回はトイレ全体を洗うとより一層トイレをキレイに保つことができますよ!
におい対策② 猫トイレを変える
猫のトイレ自体を、臭い対策向きのタイプに変えるのも一つの方法です。
システムトイレは、猫砂の上でおしっこをして下に敷いたペットシーツで吸収する仕組みです。おしっこ用に専用シートを使うのでにおいを抑えることができます。フード付きのシステムトイレにすると、臭いの広がりを最小限にできます。
ボックス型の猫トイレは、出入口が上部についている構造です。出入口以外はすべて覆われているので、臭いの広がりを極力抑えることができます。
におい対策③ 消臭力のある猫砂にする
猫砂には様々な種類のものがあります。中でも臭いを抑える素材でできたものがおすすめです。ひのきなど木材の猫砂は、天然の木の香りで臭いを抑えてくれる働きが期待できます。
シリカ系の猫砂は、消臭力が強いものが多く売られています。シリカサンドはおしっこもうんちもにおいを強力に吸ってくれるのでおすすめです。
におい対策④ 消臭スプレーを使う
猫トイレのにおい対策には、ペット用の消臭スプレーも有効です。トイレの臭いを抑えるものや猫ちゃん自体に直接スプレーできるものがあります。ペット用は、猫ちゃんが舐めても安全な成分でできているものが販売されていますので安心して使うことができます。
におい対策⑤ 空気清浄器
猫トイレのにおい対策には、空気清浄器を使うのも一つの方法です。ペット用の空気清浄器は、気になるアンモニア臭を除去できるものもありおすすめです。コンパクトボディーで置く場所を選ばないタイプなどもありますので、お部屋の広さや用途によって選んでくださいね。
におい対策⑥ 腸内環境を整えてうんちのにおいを抑える
今、SNSや口コミを中心に愛猫家の間で話題の「bee mee nee(ビーミーニー)」をご存知でしょうか?「bee mee nee」は、天然の珪砂にイオン化した銀などを吹き付けて熱燃焼させたセラミックスの改水触媒です。ペットが毎日飲む水を簡単に安全で美味しい水へと変化させてくれるというもの。
成分の1つである銀イオンがうんち臭を抑えてくれるので、トイレのにおい対策におすすめです。1日1リットル、約半年間の使用が可能なので1日あたりのコストは20円とコストパフォーマンスにも優れています!
猫のトイレが臭う原因は?
対策をするには、まずは原因を知ることから!そもそも猫のトイレが臭う原因はどこにあるのでしょうか?
猫の種としての成り立ちが原因
猫のおしっこが臭うのは、先祖の生活環境が原因といわれています。それは「おしっこの濃度がとても濃い」ということ。猫の祖先は、水の確保が難しい砂漠で暮らしていたため、排出する水分量を抑えようと濃度の濃いおしっこをします。砂漠の環境に適応するために、凝縮されたおしっこをするようになったのです。
そもそもおしっこの成分が原因
いわゆるおしっこの臭いとして知られているのが「アンモニア臭」です。これは猫に限らず人間も同様です。おしっこは排出された直後より、時間の経過によって成分が分解されて、悪臭を放つアンモニアが生成されるのです。
それにプラスして、猫の場合は2つの成分が関係しています。
猫ちゃんのおしっこには「フェリニン」という硫黄を含むアミノ酸と「コーキシン」というたんぱく質が含まれています。どちらも空気に触れると悪臭成分を発生させて、あの独特な“ツンとした猫のおしっこ臭”に変換されてしまうのです。
生後6ヶ月以降からフェリニンが分泌され、生後3ヶ月頃になるとコーキシンの分泌が始まります。両者が分泌される生後6ヶ月頃からおしっこの臭いが強くなります。また、分泌量はメスよりオスの方が多いと言われています。
トイレの汚れが原因
トイレやトイレ周りに汚れが残っていることも猫トイレが臭う大きな原因となります。おしっこやうんちをするたびに掃除をしていても、周りの猫砂に臭いが残っていることがあります。また、排泄後の砂をかける行為によって足にうんちやおしっこがつくこともあり、トイレの周りが汚れて臭う原因となってしまいます。
まとめ
猫のトイレの臭いは完全に無臭にすることは難しいですが、きちんと対策をすることで、極力抑えることができます。消臭に特化したアイテムもたくさん販売されているので、いろいろとためしてみて最適のものをさがしてみましょう!
愛する猫ちゃんと快適に過ごせるような、臭いの無い快適な空間をつくってくださいね!