シンガプーラは、シンガポール生まれの世界最小の猫です。繁殖の歴史がまだ浅く、世界で数千匹しかいないといわれています。
今回は貴重な猫種、シンガプーラについて、特徴や、性格、飼い方のポイントなど紹介いたします。
シンガプーラの特徴は?
シンガプーラ基本情報
種類:短毛種
原産国:シンガポール
ボディー:セミコビーからセミフォーリン
発生スタイル:自然発生
歴史:1970年代、アメリカの愛猫家夫婦がシンガポールで1匹の子猫を発見しました。その後5匹のシンガプーラとともにアメリカに帰国し、その名が知られるようになりました。
シンガプーラの最大の特徴と言えば、全品種のうち最も小さい体です。性猫になっても3キロ弱くらいにしかなりません。とはいえ、体そのものはとても健康的で筋肉もしっかりとついており、引き締まった体をしています。
被毛は細くて短毛、シルクのような手触りです。「アビシニアン」に雰囲気が似ており、キラキラと光る象牙色の美しい毛並みを持っています。
目はまるでアイラインを引いたような大きな瞳を持っています。アーモンド形でカラーは、ヘーゼルかグリーン、イエローのいずれの場合も輝きを放ちます。
小柄で可愛らしいため「小さな妖精」とも呼ばれています。
シンガプーラの平均価格
「繁殖の歴史が浅くて個体数が少ない」、「飼育しやすく日本では人気」という理由から、価格相場は少し高めの18~30万円です。
シンガプーラの性格は?
優しくて甘えん坊です。飼い主にもとても忠実。初対面の人に対しても人見知りせずに接することができます。
小さい体ですが、あまりじっとしていることはなく、いつも元気に動き回っています。でも物を壊したり、大声だ騒いだりしません。子猫の時もめったに鳴かないほど穏やかな性格です。
飼い方のポイントは?
運動量は多からず少なからずですが、食事に注意すれば意識的に運動させる必要はありません。騒がしい場所は苦手なので、出来るだけ静かな環境を整えることが大切です。
また、体の小さいシンガプーラは狭い場所に好んで入ろうとします。小さな体を敵から守るための本能だとか。家電やドアの隙間は危険なので、入らないように物などで塞いであげるとよいでしょう。
南国出身のため、寒さには弱いです。特に子猫の時は冬場は寝床にタオルなどを置いておくと良いでしょう。
短毛手のため、ブラッシングは週に1回程度で十分です。
小さく、ほとんど鳴かないシンガプーラは、飼い主にほとんど迷惑をかけないのでアパートやマンションでも飼いやすい猫です。
シンガプーラまとめ
体が小さく短毛のため手がかからず、甘えん坊で穏やかな性格から、初心者でも飼いやすいシンガプーラ。価格は少し高めですが、魅力たっぷりの猫ちゃんです。