猫と一緒に暮らしていると、猫と喋れたらいいのに・・・なんて思ったりしますよね。不思議な猫の行動を解明すれば、猫の気持ちが少しはわかるかも・・・。
ということで、猫の行動から、猫の気持ちを探ってみました!
今回は、管理人宅の飼いネコ、わんぱくぼーやの「チッチプー」と、上下関係には特に厳しい乳母の異名をもつ「チャチャ」に登場してもらいましょう。
袋や箱を見るとすぐもぐり込むのはナゼ?

隠れられるかどうか、点検したくなるんだよ。
もぐり込めそうな場所があれば、とりあえずもぐってみなければ気が済まないのが猫です。それも、猫にとって、野生時代から、茂みのくぼみなどが最も安心できる場所だったから。自然界においては、いつ何時敵に襲われるか分かりませんから、いつでも隠れられる場所をキープしておく必要があったのです。
いまでもその名残から、袋や箱をみると、隠れ場所リストとして、つい点検したくなるのでしょうね。
ナゼ高いところに登るのが好きなの?

高いところはとにかく安心できるからだよ。
高いと広い範囲を見渡すことができ、猫は安心します。高いところの方が、強気の気分でいられるのでしょう。
ただ、猫は登るのは得意ですが、降りるのは下手くそです。猫の爪は登るのには便利ですが、降りるのにはちょっと不都合なのです。こまった弱点ですね。猫が古来から住んでいたアフリカには、まっすぐに伸びる高い木はありませんから、特に困らなかったのでしょう。
管理人宅で飼っている猫も、登ったはいいけど降りられなくなるというミスをたびたび犯しましたが、これも針葉樹や電信柱などのある国ならではのケースといえますね。
叱りながら猫を見ると猫が目をそらすのはナゼ?

ケンカにならないように目をそらしてるんだけど。すみません。
人間は恋人同士など、お互いにじっと見つめあいますよね。猫も同じです。それは親愛の表れであるといえます。
でも、叱りながらじっと見るのは、睨んでいるわけで、それは敵意の表れなのです。だから猫は目をそらします。そらすのが面倒な猫は、目を閉じることもあります。スルースキルが高いと言わざるをえません。「分かったから、そんなに睨まないでよ」といったところでしょうか。叱られたことが分かっている、確信犯なのです!
人の足にスリスリするのはナゼ?

自分の匂いをつけたいからだよ。あっかゆいのかも。
猫の頬、首の後ろ、あご、口回りはにおいを出す線があります。そこを擦りつけることで匂いをつけています。猫は、安心できるお気に入りの場所にいるとスリスリします。しょっちゅう擦りつけることで、安心の場所はずっと安心の場所であり続けます。その場所が「縄張り」になります。
ただ、猫は「匂いをつけなきゃ!」と思っているわけではありません。なんとなくむず痒くて、スリスリすると気持ちが良いからです。ただ、利用されているだけかもしれませんね。
お腹を見せて転がるのはナゼ?

一緒に遊んで欲しいんだよ。
飼い主さんの前で、自らごろんと転がってお腹を見せるのは、遊んでよ!のサインです。誘いにのかってあげましょう。
ただ、飼い主さんが撫でている途中でお腹を見せた時は、拒否の気持ちの表れの場合も。シチュエーションで意味が全く違ってくるのでおもしろいですね。
トイレの後、砂の無いところを必死にかくのはナゼ?

砂をかくしぐさをすることに意義があるんだ。うんちに砂がかかってない時があってごめんなさい・・・。
猫はうんちやおしっこを埋める習性がありますが、「埋めなきゃ!」と思ってやっているわけではありまえせん。本能的なもので、そうしないと「スッキリ」しないのです。うんちが埋まろうが、埋まるまいがどうでもよく、とにかく砂をかくしぐさをすればスッキリするわけです。
だから、トイレの縁や底をカリカリとやっているのですね。
時々あらぬ方向をじっと見ているのはナゼ?

人には見えないものをみているのかも。
明らかに何もない方向をじっと見つめて、目で何かを追うような行動をすることがあります。人間には全く何も見えません。あれはいったい何なんでしょうか?はっきり言って分かりません。
ただ、人間には見えない何かがいるのだとしても、猫が普通の顔をしていたら、怖い存在ではないのかもしれませんね・・・。そう思っておきましょう。
まとめ
猫ちゃんの不思議なしぐさには、いろいろな気持ちが隠されているものです。そのココロを読み取って、もっともっとたくさん猫ちゃんとの会話を楽しみたいものですね。