個体差はありますが、猫は基本的に抱っこをされるのが好きではない子も多いです。しかし、ラグドールは穏やかで、甘えん坊な性格な子が多いので、他の猫よりも抱っこされるのが好きな子が多いと言われています。
今回は、そんな抱っこが好きなラグドールを抱っこするときのポイントなどをご紹介します。
ラグドールを抱っこするときのポイント
抱っこは仲良くなってからが基本
慣れていない人にいきなり抱っこされては猫ちゃんびっくりしてしまいますよね。いくら抱っこが好きなラグドールといえどもです。ですから、まずはよくスキンシップをして、仲良くなることから始めましょう。
抱っこするときの4つのポイント
ラグドールを抱っこするときのコツは以下の4つになります。
- 床に座って抱っこする側の体勢を安定させる
- 猫ちゃんの脇に手を入れてゆっくりと持ち上げる
- 片手を猫ちゃんのお尻や後ろ足の下に入れて支え、もう片方は前から回して体を支えてあげる
- 前足置くところを作ると猫ちゃんは安心する
猫ちゃんは抱っこをされるとき、不安定な状態を感じてしまうと嫌がったりしてバタバタしてしまうことがあります。ですので、慣れないうちに抱っこする時は、上記の様にゆっくり優しく抱っこしてあげると、猫ちゃんは安心して抱っこさせてくれやすくなります。
ラグドールが抱っこを嫌がってしまったら
ラグドールは抱っこされるのが好きと言われる品種ですが、もちろん個体差はあります。中には抱っこされるのは嫌な子もいます。その子の性格かもしれませんが、以下のような原因がいくつか考えられます。
猫ちゃんの苦手な匂いがする
基本的に猫ちゃんには苦手な匂いがあります。ラグドールに限ったことではありません。犬ほどではないものの猫は、嗅覚が優れていて、匂いの好みが激しいのです。
特に、柑橘系、フローラル系、たばこ、人間の男性の汗のにおいなどが苦手な匂いの代表です。嗅覚が敏感な猫ちゃんにとってはこれらの匂いは、匂いそのものが強く、苦手に感じるようなのです。香水やボディーソープ、ハンドソープ、たばこの匂いなど、思い当たる事はありませんか?それらの匂いを無くしてから、ラグドールを抱っこしてみましょう。うまくいくかもしれませんよ。
猫はそもそも抱っこされることに慣れていない
猫は本来、抱っこされるという行動自体、野生の生活の中でされることがありませんでした。そのため、子猫の時から抱っこをされる事で、それが飼い主とのコミュニケーションで、一緒に居られて安心できるし楽しい、という感覚に繋がれば抱っこを好きになってくれるかもしれません。
特に子猫の場合は、遊びながらスキンシップをして抱っこに慣らすと、「抱っこ=愛情表現」と理解してくれやすくなります。子猫のうちから一緒に暮らす場合は、積極的に膝の上にのせて抱っこしましょう。
抱っこがしつこすぎる
ラグドールだけに限らず、猫ちゃんにも意思があります。抱っこされるのは好きだけれど、いつもいつもずっと抱っこされていたいとは限りません。そろそろ下ろして欲しいなあ、と感じた時に、何かしらの行動で飼い主さんに伝えていることが多いはずです。
例えば、体を動かして動きたい体制をとっていたり、尻尾を大きく振っていたり。中には鳴いて下ろして、と訴えてくる子もいるでしょう。その時にすぐに、したいようにさせてあげれば、また抱っこしてほしい、と甘えてくるようになるのですが、そのまましつこく抱っこを続けると、抱っこに対して嫌なイメージが植え付けられます。それによって、抱っこが嫌なものと思うようになってしまうようです。
まとめ
抱っこされるのが好きな美猫ラグドールについて、抱っこするときのコツについて紹介しました。
ただ、猫ちゃんにも個体差がありますので、抱っこがどうしても嫌いな猫ちゃんもます。その場合はしつこくせずに、潔く諦めて別のコミュニケーション方法を探りましょう!