ターキッシュアンゴラの特徴や性格は?飼い方のポイントと病気は?

ターキッシュアンゴラ
スポンサーリンク

フランスの王妃、マリーアントワネットの愛猫だったと言われている「ターキッシュアンゴラ」。シルクのコートをまとった貴婦人の様と評されるその優美さは、多くのファンを虜にしています。

このページではそんな高貴なルックスが魅力的な「ターキッシュアンゴラ」の歴史や、特徴、性格、販売価格などについてまとめました。




ターキッシュアンゴラの歴史

 

View this post on Instagram

 

moiさん(@moimoi19)がシェアした投稿

ターキッシュアンゴラは、古くからトルコに生息していて、様々な猫種の中で最古の歴史を持つ猫種の一つといわれています。

最も古い猫種の一つとしてあげられる「ペルシャ」ですが、それよりも更に古く、ペルシャの祖先であったという説も存在しているのがターキッシュアンゴラです

当時は真っ白でセミロングの被毛を持っていて、現在も首都である「アンカラ」から16世紀にフランスへ渡ったという記録が残っています。

ちなみに「アンゴラ」とはアンカラの古い呼び名だといいます。

ターキッシュアンゴラの特徴は?

 

View this post on Instagram

 

しろさん(@shiro6194)がシェアした投稿

<ターキッシュアンゴラの特徴>

▪気品があり、立ち振る舞がまるでバレリーナのよう
▪フォーリンタイプならではのスリムなボディーライン、頭が小さい
シルクのような手触りの被毛。
▪羽飾りのようなフサフサとした尻尾

ターキッシュアンゴラは、とても気品のある姿をしており、立ち振る舞いがバレリーナのようだとも。長い歴史に加えて、穏やかで社交的な性格と、その優美なルックスから生まれ故郷のトルコでは国宝級に重んじられています。トルコ政府が”国の猫”として保護しているほど。

体型

体型は、筋肉質なフォーリンタイプです。フォーリンタイプとは、スマートなという意味。平均体重は2.5~5kg程度です。

足は長く、小さく上品な丸い足先をしていて、指と指の間に毛が生えています。体の大きさに比べてやや小さい頭が印象的。

被毛の種類やカラー

まるでシルクのような手触りの被毛は、セミロングでフサフサとしています。シングルコートで、アンダーコート(下毛)がありませんので、見た目より毛が少ないです。フサフサとしていてまるでブラシの様な尻尾が特徴的。首の周りは、他の部分に比べて少し長い毛が生えています。

毛の色は、現在はホワイト、ブラックなどのソリッドの他、キャリコ、バイカラーなど、多くの色が認められていますが、ホワイトが一番人気のカラーです。

目の形・色

目は大きくアーモンド形でわずかにつり上がっています。色は、サファイアブルー、ブルー、グリーン、ヘーゼル、ゴールド、オレンジ、カッパー、オッドアイ。深くてはっきりとした色が良いとされています。

毛がホワイトで目がオッドアイ(左右の目の色が違う)は、特に珍重されています。

平均価格

ターキッシュアンゴラの平均販売価格は30万円程度です。

日本ではまだ頭数が少なく、ペットショップでの取り扱いは少ないので、購入を考えている方はブリーダーさんからがおすすめです。

ターキッシュアンゴラの性格は

 

View this post on Instagram

 

TUKIさん(@warauotukisandesu78)がシェアした投稿

ターキッシュアンゴラは、すべての猫種の中で、最も社交的といわれます。優しく、愛情深く、飼い主さんに従順なのでとてもしつけやすい猫です。

また、環境への順応性や頭の良さ、遊び好きなところなど、優れた性質をたくさん持った品種です。

ターキッシュアンゴラの飼い方のポイント

Playful turkish Angora

ターキッシュアンゴラは運動量が多く、活発でやんちゃなので、できるだけ広く運動できる場所で飼うのが望ましいです。さらに、ストレスに弱く、孤独に耐えられない一面を持つため、狭い場所に閉じ込めないことが大切です。

好奇心旺盛なので、外出をすると帰って来なくなる可能性があります。戸締りはきちんとする必要があります。

また、見た目はふっくらとした印象ですが、体型はフォーリンタイプで中型なので、食事量やカロリーの摂りすぎには注意が必要です。

毛が長くなったら、1日に1回ほどブラッシングを。そして、高たんぱくの食事が、健康と美しい被毛を維持するために必要です。

ターキッシュアンゴラの気を付けたい病気

遺伝性疾患は比較的少ないとされているターキッシュアンゴラですが、『Ataxia』と呼ばれる運動失調症の発症確率が比較的高いとされています。この病気は小脳の異常が原因と言われていますが、詳しいことはよくわかっていません。

また、ターキッシュアンゴラは、純血の猫で時々見られる『肥大型心筋症』になりやすい傾向があります。ただ、この病気は、遺伝でなくても、中高齢以上の猫の場合、多くの猫種で発症しやすくなります。

まとめ

 

View this post on Instagram

 

ほにゃんさん(@honyanlala)がシェアした投稿

ターキッシュアンゴラは、とても高貴な猫ちゃんです。スレンダーで優美な体型で、性格も賢く飼い主に従順

しかもホワイトで、目がオッドアイなら”幸運を呼んでくれる猫”として人気があるのだとか。

そんな高貴な印象のターキッシュアンゴラ、一緒に暮らしたらきっとその魅力に虜になってしまいそうな猫ちゃんですね。