ペタンと折れた小さな耳が、見る人みんなを笑顔にしてしまう、スコティッシュフォールド!
折れ曲がった耳と愛くるしい顔が人気をよび、たびたび特集を組まれたり、動画として上げられる人気の猫種です。
この記事ではスコティッシュフォールドの性格、特徴、寿命、かかりやすい病気、歴史についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね!
スコティッシュフォールドの歴史
牧師に引き取られた耳おれの猫
スコティッシュフォールドは、イギリスのスコットランドに起源をもつ描種です。
1961年スコットランドのある農家で耳が折れたままの猫がいました。この猫は、「奇妙な猫」という意味の「スージー」と名付けられました。2年後に、スージーが生んだ最初の子猫の中に、耳折れの猫が2匹まざっていたため、以後本格的に繁殖がスタートします。
イギリスとアメリカでは賛否両論に
意外にも、本国のイギリスでは奇形や骨格障害の遺伝が残るというリスクから品種登録はされませんでした。
反対にアメリカではとても好意的に扱われ、アメリカンショートヘアーなどとの交配を重ねながら品種改良が行われ、1978年に全団体で認定されています。
スコティッシュフォールドの特徴
身体的特徴
- 大きくてまんまるの目と頭
- ずんぐりむっくりの体型
- 短い足
- 長めのしっぽ
- 折れた耳
- 足をすぼめるような独特な歩き方をする
スコティッシュフォールドの特徴は上記表のとおりです。おちゃめな見た目ながら、しっかりした体つきが特徴です。筋肉がしっかりと発達していて、厚く広い胸と、しっかりとした肩幅があります。
被毛は短毛種と長毛種の2種類で、長毛種は「ロングヘアフォールド」や「ハイランドフォールド」という別名を持っています。短毛種に比べて長毛種のスコティッシュフォールドは遺伝子的に劣性で数が少ないため、希少です。
スコティッシュフォールドと言ったら耳!
スコティッシュフォールドの一番の特徴は、前に垂れ下がった小さい耳ですが、発生率は約3割程度です。生後3週目くらいから、垂れ始めますが、ストレスや病気で立ち耳になることもあれば、また垂れ耳に戻ることもあります。
極端に折れているものからほぼ耳が立っているものまで折れ曲がり具合には様々な段階があります。耳が直立にピンと立っているスコティッシュフォールドはかなりレアですよ。
スコティッシュフォールドのなき声
スコティッシュフォールドは滅多に鳴きませんが、小さな声で「ニャア」「ウー」と鳴きます。
意味なく鳴き声を出す猫ではないので、鳴き声には意味があります。鳴き声から気持ちを読み取れると、より愛猫との信頼関係が深まりますよね!
スコティッシュフォールドの性格は?
スコティッシュフォールドは、見た目のとおりお茶目で愛嬌もあり、とても扱いやすい猫ちゃんです。
性格は、おっとりとしていて、いつも穏やかな性格をしています。鳴き声も小さいですし滅多に喧嘩もしないので、多頭飼いを考えている方にもとてもおすすめです。
マイペースな性格で、犬などのほかのペットと仲良くできる寛容さも備えています。
とても甘えたがりで、人間の側にいることをとても好み、飼い主だけでなく、初対面の人にもすぐに甘えるほどです!ただ、甘えたがり猫種の代表格ともいえるスコティッシュフォールドは、長時間の留守番には不向きな面もあります。
運動量は他の猫と比べて少なく、激しくは遊びませんが運動が嫌いなわけではありません。「おとなしくて静かなこと」「あまり動きまわらないこと」から、集合住宅でも飼いやすい描種といえます。
とにかく、性格的に手間のかかる要素がまるでないので、究めて飼いやすい猫ちゃんです!
スコティッシュフォールドの飼い方
スコティッシュフォールドの飼い方でまず大切なことは、「体重管理」です。
毛の手入れは1日1回、ブラッシングすると良いですが、抜け毛をとったり、毛玉をできにくくする程度で大丈夫です。
折れ曲がった耳は、週に1回、オリーブオイルで湿らせた綿棒でやさしくふき取ってあげると、耳の病気の予防になります。
餌の量は?
スコティッシュフォールドは、太りやすい猫種です。
可愛いからといって欲しがるだけ与えていると様々な病気の原因にもなる肥満になってしまうので、しっかりと適切な餌の量を計算してあげることが大切です。
スコティッシュフォールドの寿命は10~13年で、一般的な猫の寿命を15年とするとやや短いです。最近では飼育環境の向上やペットフードの高品質化によって長寿化しているので、適切な育て方をすることで長寿になる傾向がありますよ
体重は?
スコティッシュフォールドの平均体重は3.5~4.5kgほどです。個体差があるので一概には言えませんが、オスは4.2kg、メスは3.2kgほどです。
全ての描種に共通することですが、猫を上から見たときにウエストにくびれがない状態であれば肥満です。生後1年の体重が理想体重なので、理想体重と現在の体重に差がある場合は食事管理が必要になってきます。
スコティッシュフォールドにおすすめのキャットフードは?
スコティッシュフォールドには、「モグニャン」がおすすめです!!!
モグニャンには、被毛の健康維持に欠かせない「オメガ脂肪酸」や泌尿器系のケアに効果がある「クランベリー」などがバランスよく配合されています。
主原料には白身魚が使用されているので、猫が最も必要とする動物性タンパク質を効率よく摂取することができますよ。
定期コースは、フードが切れるタイミングで、定期的に商品を届けてくれるのでおすすめです!
定期コースだけの特別優待価格もありますよ!
抜群の香りと味わいを追求したプレミアムキャットフード『モグニャン』
スコティッシュフォールドのかかりやすい病気
スコティッシュフォールドには、気をつけなければならない病気も多いです。
スコティッシュフォールド特有の遺伝子疾患である「遺伝性骨形成異常症」や「外耳炎」「難聴」などの耳の病気、「白内障」などの目の病気、「肥大型心筋症」「腎不全」「尿路結晶症」などの内臓疾患にも注意が必要です。
正しい知識を持って繁殖をすれば遺伝性疾患の少ないスコティッシュフォールドを作出できるのですが、日本では人気がある故に無理な交配を続けるブリーダーがいるのも事実です。折れ耳同士の交配は、疾患を持つ子や亡くなってしまう子が多いため、行わないのが基本になっています。その為、まだ遺伝性疾患を持つスコティッシュフォールドが多くいるのが現状なのです。
スコティッシュフォールドに限らず、猫ちゃんががずっと健康でいられるためには、かかりつけの動物病院を決めて定期検診を受けることが大切です。気になることがあった場合はすぐに相談できる体制を整えるとよいでしょう。
お気に入りのスコティッシュフォールドに出会おう
おっとりした性格で運動量の少ないスコティッシュフォールドは食事量も少なく、抜け毛量も少ないのでとても飼いやすい猫種といえます。
短毛種、長毛種がいて、毛色も目の色もバリエーションが豊富で、他のスコティッシュフォールドと見た目がまったく一緒な個体はあまり出会いません。飼うことを検討している方は、ペットショップやブリーダーに足を運び、お気に入りの一匹を見つけてみてくださいね。